広南病院神経麻酔科 佐藤清貴
【基本】
1.通常の開頭術では最低限の脳圧排で手術ができるよう,静脈麻酔で管理し,軽度hypocapniaとする.(揮発性麻酔薬や亜酸化窒素は脳血管を拡張し,脳容積を増大させ,脳圧を上昇させるので原則として使用しない.)
2.術後の神経症状確認がすぐに行えるよう,速やかな覚醒を得られるように麻酔管理を行う.すなわち術中はremifentanilによる十分な鎮痛の元で麻酔を維持し,fentanylの使用は最低限とする.個人的には原則としてfentanylは閉頭時に3-4mcg/kg投与するのみとしている.ただし,ピン固定が解除される前の体動は危険なので,最後まで麻酔を維持する.
3.顕微鏡手術中や動脈瘤の血管内手術中の体動は危険(神経組織,血管の損傷,動脈瘤穿孔)なので,十分な麻酔深度を維持する.
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