腹腔鏡下胆嚢摘出術(laparaoscopic cholecystectomy:LC)は入院日数が短く、手術侵襲が少ないなど、多くの利点を持つため広く行われている。その普及に伴いリスクの高い症例や高齢者にも適応が拡大され、麻酔管理上問題となる。
特に腹圧が上昇し腹腔内臓器の圧迫や、注入CO2による交感神経刺激、体位や麻酔などにより臓器権流抑制の可能性がある。
著者らは以前、経食道エコー(transesophageal echocardiography:TEEを用いて中肝静脈血流量(middle hepatic venous blood flow:MHVBF)の測定法を開発し、LC中MHVBFが減少することを報告した。
今回著者はTEEによるMHVBF測定方法の信頼性の確認及び気腹圧とMHVBFの関係を検討し、腹圧上昇時の肝機能を筋弛緩薬臭化ベクロニクムの作用時間を指標に検討した。
以降、詳細は添付のPDFをご参照下さい。
ronbun01.pdf