Winnieによる斜角筋血管周囲法による斜角筋間腕神経叢ブロックを肩の手術に対し行うと作用発現は前腕部を中心にブロックされ、術野まで多少時間がかかりC4レベルに届かないものもあり、ブロックの正確さに影響する。さらに腕全体にブロックが及ぶと術後不安を持つ患者が以外に多い。肩の手術に対しこれらの点を改善する目的、従来の注入方法とベベルの向きを尾側と頭側に半分ずつ注入する腕神経叢ブロックを行った例を比較検討した。広がりを検討するため、造影剤入りの局麻薬剤にてブロック後造影した。不安については術前2hr前と術後覚醒時にState-Trate Anxiety Inventory(STAI)testを施行した。結果として、新しい注入方法では術やの作用発現時間は早く正確になり、局麻範囲は限局し、術後不安は減少した。
【キーワード】斜角筋間血管周囲法、注入方法、術後不安
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